ニュースルーム


Friday, 04 August 2017
アジアパシフィック地域のFSC CoC認証取得者数が10,000を超えました。

APAC CoC

アジアパシフィック(アジア太平洋)地域では、全体的な経済成長のペースは落ちている中、FSC CoC認証取得者数は顕著に増えています。


FSC本部のFacts & Figures7月版によると、アジアパシフィック地域のFSC CoC認証取得者数が10,077となりました(アジアとオセアニアの合計数)。これはヨーロッパ地域の17,264に次いで世界で2番めに多い数字です。

アジアパシフィック地域では、CoC認証取得者数が最近5年間で急上昇しています。2012年には5,538だったのが2017年7月には10,077となり、年平均13%の成長を示しました。同時期のアジアパシフィック地域の経済成長率は5.3%~5.7%の間だと言われており、これと比較してもFSC CoC認証取得者数は顕著に伸びています。

最もCoC認証取得者の数が増えたのは中国で、同期間に3,032の認証取得者が増えました。これはアジアパシフィック地域全体での増加数の67%を占めています。次に増えたのはベトナムの285で、香港の185、インドの141、日本の96と続きます。

CoC認証取得者の年平均増加率で見ると、同期間に年平均25%の成長を見せたタイが1番認証取得者数の増加率が高く、次いで20%の中国、19%のスリランカ、16%のベトナム、15%のフィリピンと続きます。

業種ごとに見ると、同期間に最もCoC認証取得者数が増えたのが板紙・パッケージ、紙、家具といった業界です。これらの分野において中国ではそれぞれ224%、182%、179%の成長を見せています。

FSCアジアパシフィック地域の暫定ディレクターであるAdam Beaumontは、企業の社会的責任に対する認識が高まったことが認証取得者の増加につながったと考え、次のように述べています。「この5年間で、林産物の責任ある調達を自身の調達方針に含めるブランドや企業が増えてきています。このようなブランドや企業にとって、信頼性と世界的な認知度からFSC認証を選択することが最も理にかなっていました。その結果、トレース可能なサプライチェーンの仲間入りをするために製造業者はFSC CoC認証を取得することが参加条件と捉えられるようになりました。」

Adam Beaumontは、中国に続く成長を見せるのは東南アジアの諸国であろうと予想しています。「依然として中国は世界の工場であるのは間違えありませんが、私たちはタイ、ベトナム、インドなどがグローバルサプライチェーンに入り込みながら”アジア工場”とでも呼ぶべきものを作り上げてきていることに注目しています。これらの国ではFSC CoC認証取得者数も増えています。これらの国のトレンドとしては、ヨーロッパの特に家具分野における倫理的な製品を求める層に向けた製品の輸出量を増やしている点が顕著に見られます。ヨーロッパではEU木材規則によって輸入業者が合法性に関するデュー・ディリジェンスを行うことが求められていますが、FSC認証はこの要求事項を満たす上でも役立っています。」

元記事はこちら


© Forest Stewardship Council® · FSC® F000218