ニュースルーム


Tuesday, 08 January 2019
WWFによる認証制度評価において、コンゴ盆地森林管理規格が高評価を獲得

FSC mark (© Jean Baptiste Lopez)© Jean Baptiste Lopez

2018年に世界自然保護基金(WWF)が実施した認証制度評価では、コンゴ盆地においてFSCが高く評価されました。


以前こちらのニュースでお知らせしたとおり、世界自然保護基金(WWF)では、森林認証制度の第三者評価を行っています。
この度WWFではコンゴ盆地の森林管理規格(FSC-STD-CB-01-2012-EN)を評価し、本地域におけるFSC制度の健全性と全般的に高いパフォーマンスを確認しました。

この度公開されたFSCのコンゴ盆地森林管理規格に対するWWFの認証制度評価ツールでは、FSC規格の要求事項や要求事項がどのように履行・管理されるのかについての規則が評価されています。

WWFの認証制度評価ツールは2つのパートで構成されており、パート1では制度運用方法を評価するために80の基準の下で、制度のミッション・ガバナンス、規格策定、認証手続や認定手続が評価されます。

パート2では、制度の環境および社会的な要求事項がWWFが定めている基準を満たしているかを評価しています。この評価は次のA~Hの8つの分野に分けて実施されています:A. 合法性、保有権、使用権 B. 地域社会との関係 C. 労働者の権利 D. 水及び土壌 E. 生物多様性 F. 汚染、廃棄物、温暖化ガス排出 G. 管理計画及び情報公開 H. 林業におけるその他の優れた運用 。

2018年のコンゴ盆地森林管理規格の評価では、ミッション・ガバナンス、規格策定、認証手続や認定手続、CoCのすべての項目で非常に良い結果を示し、同地域においてはFSCが最も強固な認証制度であることが示唆されました。

また同時にいくつかの分野で以下のようなFSCが改善すべき点も勧告されました。これらについて、FSCはすでに対応を始めています。

  • 透明性:FSCでは利害関係者と協力して、FSC認証林の地図情報を含むGIS(地理情報システム)のプラットフォームを構築しています。これによって認証林の情報に関する透明性が大幅に高まることが期待されます。
  • 農薬の管理:FSCとしては今回のWWFの評価では、FSCが既に実施している農薬使用制限が十分に評価されていないと考えています。一方、FSCでは農薬指針の改定を進めており、FSC認証林における農薬使用を減らし、環境・社会的な悪影響を最小限とするための方法を検討しています。
  • 気候変動:FSCでは、森林が気候変動の緩和に果たす重要な役割を一層推進するための取り組みを始めています。2018年にはFSC認証林がどの程度炭素固定・隔離に貢献しているのか定量化するための生態系サービス手順を公開しました。これによって森林管理者は、自身の管理する森林がどの程度気候変動の緩和に貢献しているのかを把握することができ、またどのようにその効果を高めることができるのかも知ることができます。

FSC事務局長のKim Carstensenは次のように述べています。「この度公開されたWWFの認証制度評価ツールの結果は、FSCにとってとても励みになるもので、全般的な高評価を得たことについて誇らしく思います。一方、私たちにとっての改善点も同時に示されており、これらは私たちがFSCをより信頼される森林認証制度とするために非常に価値のある私的であると考えています。」

元記事はこちら


© Forest Stewardship Council® · FSC® F000218