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Friday, 03 May 2019
FSCがJariグループとの関係断絶を決定

Announcement (© FSC GD)© FSC GD

FSCは、2019年4月29日付で、ブラジルの林業会社であるJariグループとの関係断絶を決定しました。これは、環境、社会、経済分野の専門家による独立した調査委員会(パネル)によって、同グループによる「FSCと組織の関係に関する指針」違反が確認されたためです。


調査委員会による根拠資料の分析、現地調査および利害関係者への徹底的な聞き取りにより、Jariグループが違法伐採または違法木材/林産物の取引に関わっていることがわかり、また森林管理地域内に存在する伝統的コミュニティを正式に一貫して認めておらずに、林業活動によって同コミュニティの伝統的権利と人権を侵害していることが確認されました。

FSCと組織の関係に関する指針では、企業が避けなければならない6つの許容できない活動が定められています。これには、違法伐採または違法な木材または林産物の取引、そして森林施業における伝統的権利及び人権の侵害が含まれます。

JariグループがFSCとの関係断絶を解消するためには、明らかになっている問題を是正し、将来的な指針違反を防ぐために仕組みを改善し、すでに引き起こされている社会環境的な被害を補償するための一連の要求事項を満たさなくてはなりません。これに加えて、強固なデューディリジェンスとトレーサビリティの仕組みを構築、実施する必要もあります。

さらにJariグループは、利害関係者に聞き取りを行い、関与させるための仕組みとプロセスを改善し、伝統的権利と人権を正式に認めたうえで尊重しなければなりません。これには利害関係者の把握を通じて、自身の管理地域や隣接地域における伝統的コミュニティの存在やその位置を確認すること、また伝統的コミュニティや地域社会に対して、「自由意思による、事前の、十分な情報に基づく同意」の原則に則った方法で、自身の管理方法に関する意見徴収を行うことが含まれます。

メディア関係の問い合わせは以下までお願いします:
Alexander Dunn
Media Manager at FSC International
a.dunn@fsc.org

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