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Tuesday, 15 April 2014
OCPに関する最新情報(2014年4月15日付け)

OCPに関する最新情報 (© FSC A.C.)© FSC A.C.

2014年4月15日付けのOCPに関する最新情報をお知らせいたします。


OCPアップデート:OCPを利用することによりCoC認証の事務作業量を大幅に減らすことを目指す

FSC OCPは現在テスト期間中で、150社以上の認証取得者がテストに参加しています。これらの企業からいただいた大変役立つフィードバックとご提案に感謝申し上げると共に、まだテストに参加していない企業にも是非テストをしていただきたいと考えています。

またOCPの導入に関して、様々な業界から懸念の声が上がっていることを十分に認識しています。多くの認証取得者がメリットを見いだせない状況が続く限り、FSCはこのシステムを強制することはないことをお伝えします。

しかし同時に、現在のFSCの仕組はサプライチェーンを通じて間違ったFSC表記が伝達される危険性を持っており、FSC制度の完全性を危険にさらしている状況があることも明確になっています。このような危険性を緩和しない限り、認証ビジネスにおいて潜在的なリスクを負っていることになります。


事務作業量の低減

OCPはFSC制度において間違った表記が伝達される可能性がある仕組を改善するために設計されました。OCPの開発を続ける中、すでにCoC認証維持により多くの事務作業を強いられている企業があり、OCPの導入がこの作業量を増やすのではないかと見られていることが分かりました。

OCPによりCoC認証の事務作業量を増やすことは我々の意図ではありません。我々はこの事務作業量を減らすことを目標としており、OCPがそのために貢献できる方法を模索しています。

OCPを完全導入した企業が、自動的に多くのCoC認証基準を満たすような方法を検討しています。このような変更により、事務作業量および審査過程にかかる時間を削減でき、同時により強固なFSC制度となると考えています。このような変更に関する提案やアイディアは大変ありがたく、今後数ヶ月以内に、フィードバックを集めるための仕組を構築したいと考えています。


OCPの任意利用の選択肢

今回のOCPアップデートで明確にしたいのは、我々は関係者の懸念を非常に注意深く聞くと公約するということです。これには当初提案されていたOCPの利用が必須であることに関する懸念も含まれます。そのため我々は現在OCP利用を任意とし、希望者に限るという選択肢や、OCPの一部の機能を任意とする選択肢も検討しています。関係者の反対意見を押し切って強制使用の仕組を導入することは我々の望みではありません。間違ったFSC表記の伝達を防ぐには他の方法もあります。

OCPを用いずに間違ったFSC表記の伝達を防ぐ方法として現在調査しているのは取引審査の可能性です。これは認証取得者間の取引について、両者のインプットとアウトプットの記録を直接比較して整合性を確認する審査方法です。これにより、OCPの強制使用は避けることが出来ますが、認証製品の顧客の数だけ審査が増えることとなります。


関係者とのさらなる協議

FSCは、FSC理事会による指示のもと、より深い理解と、解決法の可能性を探るために幅広い利害関係者と協議をすることとしました。

最初の打ち合わせはヨーロッパと北アメリカの業界代表者と4月8日に開催されました。この打ち合わせでは現在のFSC CoC制度において、認証取得者間の取引情報の相互確認が出来ない点が不備として共通認識され、これは是正されるべきであることが合意されました。OCPが一つの解決法であるということも共通認識として合意されましたが、OCPを受け入れるためには多くの課題を解決しなければいけないことも強調されました。引き続きこのグループでは問題解決に向けて協議を継続します。

今後数ヶ月間でFSCは経済、社会、環境分野のより多くの関係者と協議をし、様々な選択肢を検討していきます。 今後の利害関係者との協議では建設的な意見交換が出来ることを期待しています。


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