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Tuesday, 01 October 2019
FSC誕生から25年

Press Release

FSCは世界の責任ある森林管理を継続的に推進することで、次の25年の#ForestsForAllForeverのための基礎作りをしていきます。


FSCは、1994年8月にメキシコのオアハカに最初の事務所を開設してから今年で25年になります。FSCでは9月25日にメキシコのカンクンにて25周年記念の祝賀会を開催しました。

メキシコは、FSCの歴史において誕生の地であることから特別な国です。1994年にFSC事務局が最初の事務所を開設した際には3名のスタッフのみでした。その後、2003年に本部をドイツのボンに移転しました。現在は、FSCは国際的な組織として認知されるまでに成長し、5つの大陸にまたがり、50のオフィスと355名のスタッフを抱えます。

FSCは、25周年という節目の年をメキシコのカンクンにて、利害関係者やFSC国際会員とともに祝いました。

FSC事務局長のキム・カールステンセンは次のように述べました。「FSCには祝うべきものが多くあります。私たちは、世界で最も信頼できる持続可能な森林管理のソリューションに成長しました。一方で気候変動や世界中での生物多様性の劣化の問題は差し迫っており、FSCはこれらの問題に立ち向かうべく、理念を共有するパートナーと一緒に取り組んでいく姿勢をこれまで以上に強めていく考えです。私たちのこれまでの25年は、将来世代のために森林を確実に残すための次の25年に向けた足掛かりです。」

現在FSC認証林は世界で約2億ヘクタールあります。ここに至るまでにFSCでは、森林管理において利害関係者を関与させるという新たな模範慣行を定着させてきました。

カールステンセンは次のように続けました。「私たちの意思決定システムは、社会、環境、経済という多様な利害の一致を目指し、すべての利害グループが同じ決定権を持ちながら責任ある森林管理の意味を決めていくというものです。これはFSCのコアであり、他の団体には真似ができないものです。」

FSCは、何年もかけて森林管理の方法に大きな影響を与え、改革を行ってきました。この影響はFSC認証林の範囲を超えています。以下はカールステンセンによって紹介された例です:

  • FSCは、保護価値の高い森林(HCVF)という概念を生み出しました。現在ではこの考え方自体が独立して、森林分野を超えた制度においても採用されています。この考え方は、例えば農産物などの別分野においても環境保全、社会的な恩恵というよい影響を与えています。
  • FSCにおける、非認証ではあるが、リスクの低い材である管理木材という概念も、森林分野における事実上の基準となっています。管理木材規格を強化した現在、FSCは管理木材制度を、FSC森林管理認証所得のための最初のステップとして使用できます。

カールステンセンは、FSC認証林内に住む労働者や地域社会の生活水準が向上しているという調査結果や、FSC認証林が非認証林に比べてほぼ常に、種の保護、脆弱な生態系の保護、湿地の管理においてよりよいパフォーマンスを発揮しているという調査結果を誇らしく思っています。

FSCではこれからも、小規模森林所有者やコミュニティフォレストが認証を取得しやすくし、熱帯林における認証林面積を拡大し、将来世代のために森林資源を残すための活動に取り組んでいきます。また、FSCではサプライチェーンの信頼性・完全性を強化するための技術活用を継続していきます。

FSCは、FSCの森林管理が気候変動の緩和に貢献することを証明するツールとして認識されるため、様々な分野の革新的な最新技術を活用していきます。

カールステンセンは次のように締めくくりました。「世界の気候変動問題は責任ある森林管理抜きに解決できるものではなく、FSCは政策決定者、投資家、森林管理者にとって重要なソリューションを提供する一つのツールです。

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