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Monday, 05 August 2019
FSC日本国内森林管理規格第2版草案(V2D1)の意見公募

2019年2月に発効した日本国内森林管理規格ですが、非木材林産物(NTFP)を適用範囲に含めるため、及び規格の土台となった国際標準指標(IGI)の改訂に沿って変更を反映するための改訂を行います。2019年8月5日(月)~10月4日(金)の60日間、パブリックコンサルテーション期間として意見を募集いたしますので、是非ご意見をお聞かせください。


今年初めから、日本国内規格策定グループでは国際標準指標での変更点について、また、日本国内の非木材林産物(NTFP)について議論を行ってきました。また、併せて日本国内森林管理規格第1版で懸案となっていた点、およびこれまでにご意見をいただいた点についても再度議論を行い、修正いたしました。

国際標準指標(IGI)の第1版から第2版で改訂に伴い、国内規格でも見直されたのは主に以下の点です。

  • 国際労働機関(ILO)中核的労働基準について、より細かい要求事項の追加(基準2.1)
  • FPIC合意に至っていない場合の要求事項の追加(指標3.2.5, 4.2.5)
  • 生態系サービスについての手順の言及(指標5.1.3)
  • 「原生林景観」の概念の導入(指標7.3.1, 9.1.2, 9.2.3~9.2.7)
  • 「先住民族の文化的景観」の概念の導入(指標3.1.2)
  • 「影響を受ける権利者」という概念の導入(指標7.6.3, 9.4.2)
  • 取引情報の照合の支持(指標8.5.1)

国際標準指標の改訂については、こちらの記事 をご覧ください。

NTFPに関連した要求事項の変更

  • 指標1.5.1, 2.3.12, 2.5.1, 8.5.2, 8.5.5, 10.7.1, 10.11.1

また、上記の点以外にも訳語の見直しや用語の統一等、編集面で手を入れた点もあります。特に、今回の草案では、英語のstakeholdersは利害関係者、affected stakeholdersは影響を受ける者、interested stakeholdersは関心の高い者という訳語を当てています。

また、国内規格と共に、HCVガイド草案へのご意見も募集しております。こちらは国内関係者のHCVについての理解の土台となるべく、HCVリソースネットワークにより公開されている国際的なHCVガイドを基に作られたものです。この文書自体は拘束力、強制力はもちませんが、現在、FSC本部でも平行してHCV枠組み文書のテンプレートが整えられており、今後、このHCVガイドの内容を基に、規準文書の一部としてのHCV枠組み文書が整えられる可能性はあります。


草案及びHCV実践ガイドはページ下のリンクからダウンロードいただけます。コメントは、ワードファイルのコメントフォームに記入の上、10月4日(金)までに以下の連絡先にお送りください。メール添付での送付を推奨いたしますが、郵送、ファックスにても受け付けております。

〒160-0023 東京都新宿区西新宿7-4-4武蔵ビル5F
日本森林管理協議会(FSCジャパン)
担当:指針・規格コーディネーター三柴ちさと
電話:03-3707-3438
Fax: 03-6701-7647
Email: c.mishiba at jp.fsc point org

皆さまのご意見をお待ちしております。



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