テクニカル・アップデート


Tuesday, 17 November 2020
コリンドグループに対するBBCによる報告に関するFSCの声明

Technical Updates

先日、BBCがコリンドグループ(Korindo Group)のインドネシアでのアブラヤシプランテーションに関する苦情の申し立てについて報告をしました。報告には2017年に同グループによる「組織とFSCとの関係に関する指針」への違反の申し立てと、それを受けFSCが実施した措置も含まれています。また報告には、新たな情報として同グループによる土地開墾の火入れの指摘が含まれています。


BBCのプログラムでも明確に示された通り、コリンドグループがFSCのルールに違反したことは間違えありません。これは同グループのインドネシアでのアブラヤシプランテーションについて2018年に行われた、FSCによって任命された独立した苦情調査委員会による調査の結果示されました。コリンドグループは、インドネシアでアブラヤシプランテーションを造成するために林地転換し、その結果高い保護価値に被害を与え破壊しました。また社会的な調査から、伝統的権利、先住民族の権利、人権が侵害された事実も確認されています。土地開墾の火入れの指摘については、同グループの伐採権所有地(コンセッション)内で煙が上がっている衛星写真がありますが、これは開墾を目的とした意図的な火入れであると結論付けることはできませんでした。苦情調査委員会では、土地開墾のための火入れについては、明確かつ説得力のある証拠を見つけられなかったとして、その後のコリンドグループとの議論では本件を含めていません。

これらの第三者による調査の結果を受け、FSCでは同社がこれまでに与えた社会的、環境的な悪影響を賠償および改善するために、同社に対して是正処置と改善のための活動を課しました。FSC国際理事会では、同社との関係を断絶するのではなく、同社による改善を確認するための一連の活動を定めました。国際理事会は、インドネシアの環境と影響を受けたコミュニティのために、この方法が一番早く効果的に結果を得ることができると判断しました。

コリンドグループは、2019年にFSC認証に対する明確なコミットメントを示し、自身の環境的、社会的なパフォーマンスを向上させ、必要な賠償と改善のための活動を実施することを約束しました。またこれ以上の林地転換を停止することに合意しました。このコミットメントを受けFSCでは同グループが実施しなければならない一連の条件を定め、またその履行状況をモニタリングするための独立した検証手続きと期限を定めました。FSCは、これらの措置が同社によって実施されているか進捗状況を継続して評価していきます。

FSCによって定められた条件を満たすための活動を実施できなかった場合、FSCとの関係断絶につながります。

同グループによる土地開墾(および、その他の「組織とFSCとの関係に関する指針」への違反)に関する情報がある場合は、FSCにお知らせください。

現在、コリンドグループはFSCと条件付きで関係を維持している状態です。

より詳細な情報については、こちらの元記事にFAQが掲載されております(英語)。


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