テクニカル・アップデート


Wednesday, 16 December 2020
(FM認証)改定版グループ認証規格がFSC理事会によって承認されました。

Technical Updates

FMグループ認証規格(FSC-STD-30-005)は、New Approachチームによって改定され2020年11月19日にFSC理事会によって承認されました。今回の改定はワーキンググループの結成から2年未満で行われました。


FMグループ認証規格は、一つのFSC認証のなかに複数の森林管理区画がグループとして加わることを認める規格です。これによってタスクの効率化や、管理の手間の軽減、メンバーあたりの認証コストの削減が可能となり、小規模な森林所有者がFSC認証を取得するための主要なツールとなっています。

改定された規格には、元々の規格の基礎が維持されておりますが提示方法がよりシンプルなものとなっています。改定には、より分かりやすい表現、明確化を図るための情報ボックス、例示、構成の見直しが含まれています。元々も規格で混乱を招いていたいくつかの用語が見直され、規格の持つ柔軟性について説明が加えられました。今回の改定景には、グループ体と呼ばれるグループ管理者が、規格に提示されているいくつかの選択肢を用いることで、自身のグループをどのように管理すれば一番良いのか選べるようにするという考えが反映されています。

改定された規格には、グループの内部モニタリングにおけるリスクに基づくアプローチの反映が含まれます。つまり、グループメンバーの森林管理に伴うリスクに応じて内部モニタリングの強度を変えることが可能です。また2017年FSC総会の可決動議46番で求められていた、請負業者をグループに含めることも可能となりました。改定された規格はドキュメントセンターからダウンロードいただけます。New Approachチームでは、改定規格の実施をサポートするために2021年にスペインとポルトガルのナショナルオフィスと共にイベリア半島や、後にアフリカやその他の地域でオンラインセミナーやトレーニングを実施します。

FSCは、今回の改定に尽力をしてくれたワーキンググループメンバーであるGabriel Bolton、Marie-Christine Flechard、Matti Maajärvi、Yadira Molina、Victoria Rizo、Conceição Santos Silva、Xiao Jianmin、そしてコーディネーターのRosario GalánとテクニカルコーディネーターのLauri Ilolaに感謝を述べます。新型コロナウイルスの影響がある中で、わーくんぐグループとNew Approachチームは確実に規格の改定を進めてくれました。元々予定されていた会議はほとんどオンラインやメールでのやり取りに置き換えられましたが、それでも当初予定していた計画通りに改定が行われました。ワーキンググループは、2回目と最終のパブリックコンサルテーションで寄せられた好意的な意見に励まされ、今回改定された規格が使用されるのを楽しみにしています。ワーキンググループからは改定版FMグループ認証規格との整合性を図るために、認証機関向けの規格であるFSC-STD-20-007の改定も提案しています。

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